写真と俳句・表現の手法ー芭蕉と山頭火

俳句の世界の大御所といえば、誰しもが松尾芭蕉を思い浮かべると思う。 「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」「古池や 蛙飛び込む 水の音」日本人なら大抵の人が暗唱できるであろう超有名な、五七五の完成度が非常に高い定型句だとおもいます。 片や、自由律俳句の人気度の高い俳人、種田山頭火の代表的な句。 「分け入っても分け入っても青い山」 「春の山から石ころころころ」 芭蕉に負けず劣らずの良い作品ですね…

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山頭火に学ぶー肉眼レフー

1970年当時「コンポラ写真」という言葉をよく耳にしたものです。コンテンポラリーの略で、今風という意味らしい。写真集団「Provoke」-挑発の意-に森山大道、中平卓馬、荒木経惟など若手写真家が次々に登場し、当時の写真好きの若者の間でも「アレ、ブレ、ボケ」が大いに流行った時代です。 従来の「花鳥風月」的な型を打ち破る自由でダイレクトな手法は、森山大道のいわゆる「肉眼レフ」という名言をも生み出し…

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白黒という色のチカラ

(c)kitasan ー写真素材 PIXTAー>「夢の中の光景は色がないんだよ…」という話をよく耳にする。しかし最近よく色付き夢をみるのは、単に加齢のせいなのか…。 写真の世界で、白黒がカラーに移行したのは今からざっと40数年前の頃だと思う。 それはそれでとても嬉しいことではあったが、こと写真撮影を趣味にする人間にとって、オールカラー化で何か失われたものがあるような気がしてなら…

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